ダイエットをしても、なかなか下半身が細くならないと悩んでいないでしょうか?
下半身は脂肪が付きやすい部位であり、下半身太りで悩んでいる人も多いと思います。
そこで下半身痩せダイエットを試しても、ほとんどの場合、失敗に終わってしまいます。
エクササイズやストレッチなど、よく紹介される下半身痩せダイエットは、ほとんど効果がないからです。
間違った情報を得て、それを実践しても、残念ながら体は変わりません。
正しい情報を得て、効果的なダイエット方法を実践すれば、細くスラッとした下半身のラインを作れます。
下半身太りの悩みを解決して、キレイな脚が手に入るように、効果的な下半身痩せダイエットを紹介します!
この記事は、科学的な知見とトレーナーや医師への指導経験も持つ、プレズ<Plez>のコンサルタントが作成しました。
(ダイエットの結果には個人差があります)
1.下半身太りの原因
よく紹介される下半身太りの原因は、3つあります。
本当の原因は、この内の1つです。
原因を間違えて把握してしまうと、効果のない方法を実践してしまいがちです。
効果的な下半身痩せができるように、まずは、下半身が太くなってしまう原因を把握しましょう。
1.1むくみが原因で下半身が太くなる
「筋肉の不足や骨盤の歪みなどによって、血行が悪くなり、むくみで下半身が太くなる」と言われることがあります。
確かに、脚、特にふくらはぎはむくみやすい箇所です。
ただ、むくみによって、常に下半身が太いということは、ほとんどありません。
疾患でなければ、むくみは一時的なものです。
むくみの原因は、長い時間筋肉を動かさないことによって、水分がたまってしまうことです。
通常は、少し歩いたりして、筋肉を動かせばむくみは解消します。
長期間続くようなら、疾患可能性もあるので、診療を受ける方がよいでしょう。
疾患でなければ、むくみはすぐに解消するので、下半身が太くなってしまう原因は他にあります。
1.2筋肉が原因で下半身が太くなる
下半身が太くなる原因として、筋肉太りが取り上げられることがあります。
筋肉がついて太くなると、当然、下半身は太くなります。
しかし、筋肉太りというほど筋肉がついている人は、ほとんどいません。
長年、筋トレやハードなスポーツを続けている人ぐらいです。
こちらの画像で、かなり脚の筋肉がついている人でも、筋肉太りというようなスタイルではないことが分かると思います。
source:http://physiqueonline.jp/competition/page1158.html
source:https://www.jiji.com/jc/olympic?d=d4_spo&p=vol100-jlp13095665&s=photolist
むしろ、モデルの中には、ハードに筋トレをやっている人もいるぐらいです。
適度に筋肉がつけた方が、キレイな脚のラインになります。
筋肉太りはほとんどありません。
下半身が太くなってしまう原因は、別のところにあります。
1.3体脂肪が原因で下半身が太くなる
下半身が太いという悩みがあるなら、ほぼ全ての場合、原因は体脂肪です。
そして、ダイエットで体脂肪を落とすことが、下半身痩せをする方法です。
体脂肪が原因で下半身が太いというのは、認めたくないかもしれません。
しかし、それを認めずに、むくみを取るマッサージなどを続けても、体は変わりません。
残念ながら、気休めで終わってしまいます。
原因が体脂肪ということを認めて、効果的なダイエットを実践すれば、下半身の体脂肪はしっかり落ちていきます。
下半身が太いという悩みを解決して、スラッとしたキレイなラインを手に入れるために、まずはしっかり原因を見つめましょう。
しっかり原因が把握できれば、次に、効果的なダイエット方法をお伝えします。
2.下半身痩せに成功するダイエット方法
効果的なダイエット方法を実践すれば、脚やお尻の脂肪を落として、下半身痩せができます。
細いキレイなラインが手に入るように、誰でも実践できるダイエット方法を紹介します。
2.1効果的な下半身痩せダイエット方法
ダイエットで体脂肪を落とす方法は、たった1つです。
それは、摂取カロリー<消費カロリーにすることです。
摂取カロリー<消費カロリーにすることが、ダイエットの本質です。
この状態を作ることで、不足したエネルギーを体脂肪から使い、痩せていくのです。
そして、摂取カロリー<消費カロリーの状態を作るには、食事を変えることが効果的です。
普段食べている高カロリーのものを、低カロリーのものに変えることで、食べる量を減らさずにカロリーをカットできます。
摂取カロリーを抑えることで、体脂肪を落として、スラッと細い下半身のラインが手に入ります。
2.2ダイエットで部分痩せを狙わない
体脂肪を落とすために必要なことは、摂取カロリー<消費カロリーにすることです。
そして、この状態を作ることで、全身の体脂肪を落としていき、下半身痩せも出来ます。
下半身痩せをしたいからといって、下半身だけ痩せることを狙ったダイエットをしないようにしましょう。
その努力は、ムダに終わってしまうからです。
基本的に、部分痩せというのはできません。
体脂肪を使う時、体は全身の体脂肪を使っていくからです。
出来ないことを何とかやろうとしても、やはり出来ないので、ムダに終わってしまいます。
下半身痩せに効果のあるサプリや器具、食品を試してみても、ほとんどの場合、体は変わりません。
全身の体脂肪を落としていけば、下半身の体脂肪も自然と落ちていきます。
ホルモンの影響で、男性はお腹周りに脂肪が付きやすい一方、女性はお尻や脚に脂肪が付きやすい傾向にあります。
そして、脂肪が多い箇所は、ダイエットで変化が見えやすい箇所でもあります。
クライアントさんへダイエットの指導をしてきた経験上、これぐらいのペースで太もものサイズがダウンしていきます。
● 脚の脂肪が少ない人:体脂肪が1kg減るごとに△0.5cm
● 脚の脂肪が多い人:体脂肪が1kg減るごとに△1~2cm
下半身痩せをするのに、特別なことは必要ありません。
全身の体脂肪を落としていけば、下半身も自然と細くなっていきます。
3.下半身痩せしたければ、こんなダイエットをしない
下半身痩せのために、脚のエクササイズや、脚・股関節のストレッチを行っていませんか?
下半身痩せに関しては、色々な情報が錯そうしています。
「カロリーを抑えて全身の体脂肪を落としていく」というのと、異なる方法が紹介されることもあります。
というよりも、全く違う説明がほとんどです。
色々な情報があると、どちらが正しく、どちらが効果的なのか、なかなか分かりづらいと思います。
間違った情報を信じて、効果のない方法を実践してしまわないように、よくある下半身痩せダイエットの真相を解明します。
3.1有酸素運動で下半身痩せ
下半身痩せでよく取り上げられるのが、「脚のエクササイズをして、下半身の脂肪を燃焼させる」というものです。
そして、ウォーキングや踏み台昇降など、下半身痩せのためのエクササイズが紹介されています。
トレーナーでも、筋肉を使った部位の脂肪が落ちて、部分痩せできると思っている人がけっこういます。
しかし、実際は、部分痩せしたい部位の筋肉を動かしても、部分痩せはできません。
筋肉を動かす時に使っている体脂肪は、血液によって運ばれてきた、全身の体脂肪だからです。
脚の筋肉を使ったからと言って、脚の脂肪を燃焼するわけではないのです。
そして、ウォーキングなどの、エクササイズで消費するカロリーは多くありません。
1時間のウォーキングで消費するカロリーは、平均して、100~150kcal程度です。
ウォーキングで体脂肪を1kg落とそうと思ったら、50~70時間ぐらい必要です。
これでは、部分痩せも全身痩せもなかなか出来ません。
一方、食事であれば、ロースをもも肉に代えたり、ジュースやカフェラテを水やお茶に代えるだけで、ウォーキング1~2時間分の効果があります。
このような方法なら、時間もかからず、忙しくても実践できます。
プレズ<Plez>のクライアントさんも、ほとんど有酸素運動をせずに、下半身痩せに成功しています。
3.2ストレッチで下半身痩せ
下半身痩せの方法として、エクササイズと並んでよく紹介されるのが、ストレッチです。
「脚や股関節のストレッチで、下半身の血流を良くして代謝を上げ、下半身痩せができる!」と言われます。
確かにストレッチで血行は少し良くなりますが、一時的なものです。
そして、血行が良くなっても、必要がなければ代謝は上がりません。
代謝(=消費カロリー)が増えるのは、血行が良くなった時ではなく、体を動かしたり体温を作るために、エネルギーが必要な時です。
ストレッチは体を動かす分のカロリー消費がありますが、それもわずかです。
そのため、ストレッチではあまり消費カロリーが上がらないのです。
ダイエットの指導を行う前のカウンセリングで、「ストレッチをやっていますが、全然痩せません」という相談は、何度か受けたことがあります。
しかし、「昔、ストレッチで痩せたことがあります」ということは、一度も伺ったことがありません。
3.3マッサージで下半身痩せ
ストレッチの他に、下半身痩せに効果的として、マッサージが紹介されることもあります。
「マッサージで血行を良くしたり、脂肪やセルライトを揉みほぐし、分解できる」と言われます。
しかし、ストレッチで血行が良くなってもカロリー消費が増えないように、マッサージで血行が良くなっても、ダイエット効果はありません。
そして、揉んだからといって、脂肪が分解したり燃焼するわけではありません。
仮に脂肪が分解したとしても、カロリー消費を増やして脂肪を燃焼しないと、また脂肪に戻るだけです。
つまり、マッサージにダイエット効果はないのです。
マッサージで痩せたという場合、まず間違いなく、ウラで食事制限や運動を行っています。
セルライトは、まだ科学的にはっきり分かっていない部分が多いですが、かなり商業的に利用されている傾向があります。
セルライトという言葉も、もともとは、ヨーロッパやアメリカの美容・エステ業界で作られたものと言われています。
セルライトを狙い撃ちで減らすための実験・研究もいくつかありますが、効果があったり無かったりです。
セルライト除去に効果的と思われるマッサージやレーザー治療に効果がないという結果だったり、効果があっても、太もものサイズ数mm分だったりします。
根拠論文:Efficacy of cosmetic products in cellulite reduction: systematic review and meta-analysis.
いずれにしても、ダイエットをして脂肪を落としていけば、セルライトも目立たなくなります。
セルライトが目立ってしまうのは、全体的に脂肪が多い場合です。
ダイエットによって、細いスラッとした下半身を作ることで、セルライトも自然と解消できます。
3.4骨盤矯正で下半身痩せ
近年、骨盤矯正ダイエットというのがブームになり、「下半身太りの原因は、骨盤の歪みにある」と言われることもあります。
「骨盤に歪みがあると、下半身の血行が悪くなって代謝が下がり、脂肪が付きやすくなる」と説明されます。
また、産後は、骨盤の形状が変わることによって、下半身に脂肪が付きやすくなると言われることもあります。
もうご存知のことと思いますが、血行と代謝(=カロリー消費)は特に関係ありません。
下半身に脂肪が付いてしまう原因は、骨盤の歪みではなく、摂取カロリー>消費カロリーになっていることです。
摂取カロリー<消費カロリーにすることで、体脂肪を落とし、下半身痩せができます。
ダイエットのために、骨盤矯正の器具やストレッチは不要です。
下半身痩せに必要なのは、食事を変えてカロリーを抑えることです。
3.5筋トレで下半身痩せ
有酸素運動以外にも、「スクワットなどの筋トレに、下半身の引き締め効果がある!」と言われます。
「筋トレで基礎代謝を上げて痩せる」「筋トレで引き締める」というのは、ダイエット・フィットネスで常識のようになっています。
しかし、筋トレには、ダイエット効果も引き締め効果もほとんどありません。
筋肉をやっと1kgつけても、上がる基礎代謝は10~30kcal/日程度です。
ごはん1口分にもならないぐらいのカロリーです。
そして、筋トレに、体を細く引き締める効果はありません。
筋トレは、筋肉を太くする行為です。
そのため、筋トレをやらない場合に比べて、筋肉は太くなります。
ただ、少し筋トレを行ったからと言って、筋肉太りというほど筋肉は付ません。
そして、男性も女性も、バランスを考えて適度に筋肉を付けることで、キレイな脚のラインを作れます。
お尻も、筋肉が多いか少ないかで、ハリや形が大きく変わります。
source:https://jp.pinterest.com/pin/294634000597711369/
下半身痩せのために筋トレをしても、細くはなりません。
一方、食事で脂肪を落とし、筋トレで適度に筋肉を付けることで、キレイな下半身のラインを作れます。
プレズ<Plez>のダイエット・筋トレ方法では、筋トレは痩せるためではなく、筋肉によってスタイルを作るために行います。
下半身痩せダイエットまとめ
いかがでしたでしょうか?
効果的と思っていた方法が、実は全く効果がなくて、驚いたかもしれません。
下半身痩せに効果的なのは、食事を変えて、全身の体脂肪を落としていくことです。
地道なように感じるかもしれませんが、これが最も効果的な方法です。
部分痩せを狙うよりも、はるかに効果的なダイエットを実践できます。
ダイエットに関しては間違った情報があふれていますが、正しい方法を知って実践することで、体は確実に変わっていきます。
効果的なダイエットを実践して、下半身の体脂肪を落とし、スラッとキレイなラインを手に入れましょう!
この記事のポイントまとめ
● 下半身が太くなる原因は体脂肪
● 摂取カロリー<消費カロリーにすることで、下半身痩せが出来る
● 部分痩せは出来ないので、狙わない
● エクササイズ・ストレッチ・マッサージなどに、下半身痩せの効果はない
● 食事を変えることが、効果的なダイエット方法
プレズ<Plez>のコンサルタントが下半身痩せをサポート!