「フラフープのダイエット効果を知りたい!」「痩せる使い方を知りたい!」という希望はありますか?
フラフープは場所も取らず手軽にできる運動なので、上手く使うと、ダイエットの成功にとても役立ちます!
専門的に見ると、食事をコントロールしながらフラフープをすると、楽しく効果的なダイエットをできます!
実際に、プレズ<Plez>のクライアントさんも、そのアプローチでダイエットに成功されています。
記事を読んだ方が、フラフープを正しく使ってダイエットに成功できるように、楽しくキレイな体を作るプレズ<Plez>のノウハウを紹介します!
この記事は、科学的な知見とトレーナーや医師への指導経験も持つ、プレズ<Plez>のコンサルタントが作成しました。
(ダイエットの結果には個人差があります)
1.フラフープの消費カロリーを把握しよう!
フラフープは体を動かすので、カロリーを消費します。
カロリーを消費することで、体脂肪をエネルギーとして使い、痩せる効果があります。
まずは、フラフープで、具体的にどれぐらいカロリーを消費するかを紹介します。
1.1フラフープの消費カロリー計算!
運動で消費するカロリーは、運動量と比例します。
消費カロリーは、こちらの計算式で把握できます。
体重(kg)×(メッツ-1)×時間(h)
フラフープを普通にやると4メッツ、速く回すと6メッツぐらいです。
消費カロリーの計算式と、体重50kgの人が1時間フラフープをした場合の目安がこちらです。
スピード | 計算式 | 消費カロリー |
---|---|---|
普通 | 体重×3×時間 | 150 |
キツイ | 体重×5×時間 | 250 |
1.2フラフープは10分で100kcal消費する?
ネットなどでは、「フラフープは10分で100kcal消費する」といった情報があります。
これは、ただのデマです。
10分で100kcalだと、体重100kgぐらいある人が、かなりハードにフラフープを回す必要があります。
1.1フラフープの消費カロリー計算!で紹介したとおり、フラフープのメッツは4~6ぐらいです。
4メッツで10分間行った場合、消費するカロリーは、体重50kgの人で25kcal、70kgの人で35kcalです。
つまり、実際は1/3~1/4程度しか消費しないのです。
体重50~70kgの人が、10分で100kcal消費しようと思ったら、9~12メッツぐらい必要です。
12メッツにもなれば、50mを12秒で走るのとほぼ同じぐらいハードな運動です。
これだけハードな運動だと、アスリートでもなかなか10分は続きません。
そのため、フラフープを普通にやっていて、10分で100kcal消費するということはまずありません。
1.3ダイエット効果を高めるフラフープのやり方!
フラフープの消費カロリーを上げる方法は、唯一、運動量を上げることです。
運動量を上げるには、強度を上げるか、時間を増やすことが必要です。
具体的には、①速く回す、②重いフラフープを使う、③時間を増やすのいずれかが必要です。
消費カロリーは運動量に比例するので、フラフープの効果を高めるには、地道に労力をかける必要があります。
2.フラフープは、消費カロリーを上げる効果がある!
point
フラフープは、部分痩せではなく、消費カロリーを上げて体全体の脂肪を落とす効果があります!
フラフープは腰や下半身を使うので、くびれを作ったり、下半身の引き締め効果があると言われます。
ただ、この効果を期待してフラフープを行っても、思った通りに体が変わらないことがほとんどです。
努力をしたのに体が変わらないことのないように、フラフープの正しいダイエット効果をお伝えします。
2.1パーツ痩せではなく全身痩せに効果的!
ランニングや自転車に脚痩せ効果があると言われたり、腹筋にお腹の脂肪を落とす効果があると言われたりします。
「筋肉を使った部分の脂肪が落ちる」というイメージは定着していて、そのような指導を行うトレーナーも多くいます。
しかし、実際は、筋肉を動かしても特に部分痩せ効果はありません。
筋肉を動かす時にエネルギーとなる体脂肪は、血液によって運ばれてきた、全身の体脂肪だからです。
腹筋を使ったからお腹の脂肪が減る、という訳ではないのです。
ホルモンなどの影響で、脂肪が落ちやすい部位・落ちにくい部位というのはあります。
ただ、基本的に、脂肪は全身まんべんなく落ちていくのです。
参考記事:ぽっこりお腹を解決する3つのダイエット&筋トレ方法!
2.2フラフープは消費カロリーを上げて体全体の脂肪を落とす!
フラフープには、下半身やお腹の引き締め効果があると言われたりもします。
しかし、部分痩せが出来ないのと同じで、筋肉を動かしても特に引き締め効果はありません。
筋肉を使ったからといって、筋肉がギュッと引き締まることはありません。
そして、筋肉を鍛えるのは、むしろ筋肉を太くする行為です。
そのため、筋肉を使って、細く引き締まるということはないのです。
そして、筋肉が付いても、その部分の脂肪が優先して減るわけではありません。
やはり、脂肪を使う時は、全身の脂肪を使っていくからです。
フラフープなどの運動に、特別なダイエット効果はありません。
運動のダイエット効果は、「カロリーを消費して体脂肪を燃焼する」という1点なのです。
3.フラフープには筋肉をつける効果がある!
point
フラフープには、筋肉をつけてメリハリを作る効果もある程度あります!
フラフープはカロリーを消費するので、ダイエット効果があります。
また、フラフープはお腹や背中などの筋肉を使い、ある適度筋トレ効果もあります。
この筋トレ効果によって、ダイエット・ボディメイクにどのような影響があるのかを紹介していきます。
3.1フラフープでお腹・お尻・腰を鍛えられる!
フラフープは脚・お尻・お腹・腰(脊柱起立筋)の筋肉をよく使います。
軽い運動だとあまり筋トレ効果はありませんが、運動の強度を上げることで、筋トレ効果も得られます。
ただ、フラフープだと、強度を上げても、ウエイトを使った筋トレよりは効果が低くなります。
筋トレ効果としては、このようになります。
ウォーキングなどの軽い運動<フラフープ<<筋トレ
ちなみに、筋肉を付けることに、あまりダイエット効果はありません。
よく、「筋肉を付けて基礎代謝を上げて痩せましょう!」と言われます。
しかし、筋肉をやっと1kgつけても、上がる基礎代謝は10~30kcal/日程度です。
筋肉を付けることは、長期的に見て、太りづらい体を作るには有効です。
ただ、目に見える体の変化はほぼ起こりません。
筋肉量が多いボディビルダーでも、体脂肪を落とす時は、食事の管理や有酸素運動を行っています。
筋肉は、ダイエットのためではなく、体のラインを作るために付けましょう。
参考記事:ダイエットに成功する基礎代謝の活用法、完全ガイド!
3.2メリハリを出したい場所を鍛えよう!
バランスを考えて適度に筋肉を付けることで、男性・女性とも、キレイな体を作ることが出来ます。
筋肉を付けても細くはなりませんが、ハリが出ることで、脂肪が薄く見える効果もあります。
フラフープでは、特にお腹・腰回りの筋肉を鍛えることが出来ます。
ただ、脇腹の腹斜筋を鍛えるのは、少し注意が必要です。
この部分の筋肉を鍛えると、くびれが出来ると思われがちです。
しかし、実際は逆です。
腹斜筋を鍛えるほど、筋肉が盛り上がって、くびれがなくなっていきます。
フラフープはそれほど筋トレ効果が高くなく、ちょっとやったぐらいでムキムキになることはありません。
ただ、くびれを作りたい人は、あまり腹斜筋を鍛えないように気を付けましょう。
参考記事:ダイエットと筋トレで美しい体を作る!キレイに痩せる方法
4.フラフープダイエットのメリットデメリット
フラフープには、体脂肪を落としたり、ある程度筋肉を付ける効果があります。
そして、フラフープでダイエット・ボディメイクをするには、メリットもデメリットもあります。
メリットだけでなく、デメリットもしっかり理解していないと、「頑張っているのに全然痩せない・・・」という悩みを抱えてしまいがちです。
そのようなことのないように、フラフープの特徴、メリット・デメリットを紹介します。
4.1フラフープダイエットのメリット
フラフープのメリットは、手軽に出来ることです。
フラフープ1つで、庭先や、スペースがあれば家の中で実践できます。
家の中で出来れば、天候にも左右されず、テレビを見ながら運動することもできます。
また、ウォーキングやランニングといった単純な運動よりも、楽しく実践できます。
4.2フラフープダイエットのデメリット
フラフープの大きなデメリットは、なかなか痩せないということです。
フラフープはしっかりカロリーを消費する運動です。
それでも、体重50kgの人が体脂肪を1kg落とそうと思ったら、50時間ぐらい必要です。
1秒に2回で回すとして、35万回も回す必要があるのです。
体脂肪は1kgで7,000~7,500kcalのカロリーがあります。
運動で体脂肪を落とすには、これだけカロリーを消費する必要があるのです。
こちらが、フラフープで体脂肪を1kg落とすのに必要な、体重ごとの運動時間の目安です。
体重 | 時間 |
---|---|
40kg | 60h |
50kg | 48h |
60kg | 40h |
70kg | 35h |
80kg | 30h |
フラフープにはダイエット効果がありますが、これで痩せようと思ったら、気が遠くなるような回数・時間が必要です。
実は、フラフープは効果が低く、痩せにくいダイエット方法なのです。
努力をしてもなかなか体は変わらず、モチベーションも落ちてしまうので、なかなか続けられるものではありません。
それでは、ダイエットは尋常じゃない努力が必要かというと、そういう訳ではありません。
ダイエットの本質を押さえ、効果的な方法を実践すれば、フラフープよりもはるかに効率的に痩せることが出来ます。
参考記事:運動のダイエット効果の真相&楽しく痩せる運動方法!
5.ダイエットを成功させるフラフープの使い方!
point
食事で摂取カロリー<消費カロリーの状態を作って、フラフープは、消費した分で食事を楽しむために行うのが効果的です!
運動はダイエットに効果のある方法です。
しかし、労力が必要な割に、あまり効果は高くありません。
これはフラフープに限ったことではなく、運動は全般的に効果が低いのです。
そして、運動は唯一のダイエット方法ではありません。
ダイエットで最も大事なのは、摂取カロリー<消費カロリーの状態を作ることです。
この状態を作れば、不足したエネルギーを体脂肪から使って、痩せていくのです。
プレズ<Plez>のダイエット方法は、このカロリーバランスを作ることを最重視します。
そして、運動をして消費カロリーを高めることは、この状態を作る方法の1つに過ぎません。
痩せるためには、食事のカロリーを抑えることが効果的です。
参考記事:ダイエットを成功に導くカロリーの扱い方!
食事を楽しくコントロールしよう!
食事であれば、時間も労力も使わずに、カロリーをカット出来ます。
例えば、牛肉のバラ・ロースをヒレ・モモに代えるだけで、100g当たり200kcalぐらいカロリーをカットできます。
また、クリームソースパスタ→トマトソースに変えるだけで、200~300kcalカットできます。
食事であれば、選ぶ食品・注文する料理を少し変えるだけで、フラフープ1時間分ぐらいのダイエット効果を得られるのです。
そして、食事のカロリーを抑えれば、運動をしなくても体脂肪は減っていきます。
心肺の活動、体温の生成、立つ・歩くといった活動で、体脂肪をエネルギーとして使っているからです。
プレズ<Plez>のダイエット方法では、運動ではなく食事で体脂肪を落とします。
クライアントさんも、筋トレ以外運動をされない方がほとんどです。
それでも、平均して月に体脂肪△3kgペースのダイエットに成功されています。
摂取カロリー<消費カロリーの状態を作ることがダイエットの本質で、効果的に痩せるには、食事のカロリーを抑えることです。
運動と違い、食事を変えることは時間もかかりません。
忙しくても、食べる物を管理することで、ダイエットを実践できます。
ダイエットの本質を理解して、しっかり食事を管理すれば、ダイエットの成功がグッと近づきます。
フラフープのダイエット効果まとめ
いかがでしたでしょうか?
フラフープはダイエットに効果のある運動ですが、労力が必要な割に、あまり効果は高くありません。
そのため、痩せずに終わってしまうことがほとんどです。
ダイエットの本質と効果的に痩せる方法が分かっていれば、フラフープを頑張るより、はるかに効率的にダイエットを実践できます。
カロリーを抑えれば、その分、体はどんどん変わっていきます。
正しい知識を持って、しっかり食事を管理し、理想のスタイルと健康な体を手に入れましょう!
この記事のポイントまとめ
● フラフープはダイエット効果が低い
● フラフープに特別なダイエット効果はない
● 摂取カロリー<消費カロリーにすることがダイエットの本質
● 食事のカロリーを抑えることが効果的
● 食事のカロリーを抑えれば、運動をしなくても痩せることが出来る